レジェンド声優と懐かしのアニメ

レジェンド声優を軸に懐かしアニメを場合によっては原作もからめて振り返ります
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鶴ひろみと「みゆき」
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    今回は鶴ひろみさんを軸に「みゆき」を振り返ります。
    まずは鶴ひろみさんから。

     

    ごく最近の訃報でした。

     

    2017年11月16日、マイカーで高速道路を運転中に大動脈解離により逝去されました。
    大動脈解離は突然の激痛とともに数十秒、場合によっては数秒で意識不明になりそのまま死亡してしまうことのある病気です。
    それまで健康に過ごしていた方でも急に発症することがあります。
    鶴さんはそのような症状がおこりながらも高速道路上で車のハザードをつけた状態で発見されたそうです。
    車の側面にこすったような跡があったという報道もありましたので、
    大動脈解離を発症し突然のことでありながらもハンドルを操作し、高速道路上のガードレールか側壁にぶつけるなりして車を停止させたあとハザードをつけて後続の追突の危険を防いだのだろう、
    ということが想像できます。
    親しい声優仲間からもSNSなどで「鶴さんらしい」というコメントが寄せられました。

     

    訃報に際しては、ドラゴンボールのブルマを長年演じ続けたからでしょうか、海外の検索サイトでも鶴ひろみという名前が爆発的に検索され一時的に検索数がトップになりました。

     

     

     

     

    近年年配のレジェンド声優が逝去されることが多く、いずれもショックではあるのですが80歳を超えるような方におかれましては、ショックであるものの一方ではお疲れ様でしたという想いも大きいのは皆さんも同じだと思います。

     

     

    永井一郎(波平)さん、たてかべ和也(ジャイアン)さん、肝付兼太(スネ夫)さんなどは子供の声ころから慣れ親しんだお声をされていますが、年齢を考えるとやむを得ない面もあろうかと思います。

     

     

    それを考えると鶴さんはまだ57歳で還暦さえ迎えていませんでした。お声もいつまでも若々しくドラゴンボールのブルマもそれゆけ!アンパンマンのドキンちゃんも放送開始当時と全くイメージが変わっていません。
    (聞き比べたら差はあると思いますが)

     

     

    私も30年以上前(おそらく1984年から1985年ごろ)、ラジオ番組「ラジオマクロス みんなデ・カルチャー」を熱心に聞いており、アニメキャラクターではないフリートークにおいて姉御肌のご本人の素のキャラクターに好感を抱きました。

     

     

    「ラジオマクロス みんなデ・カルチャー」は、超時空要塞マクロスのキャラクターでブリッジのオペレーターである3人娘をパーソナリティとして設定したラジオ番組です。
    キム、ヴァネッサ、シャミーの3人娘なのですが、TVシリーズでも映画でもそんなに出番のないキャラクターです。普通であればマクロスの冠のつく番組のパーソナリティには選ばれることは無いように思います。何か制作側の事情があったのでしょう。
    勝手な想像ですが、マクロスが映画公開後も人気が続き当時アニメラジオがたくさんあったのにあやかって番組開始が決定したものの、ヒロイン「リン・ミンメイ」役の飯島真理からは出演を断られ、そうなれば一条輝(長谷有洋)と早瀬未沙(土井美加)ではどうかというところですが、両キャラクターは作品内でもどちらかと言えばしゃべるのは不器用な設定であることから、それならいっそのこと全くのわき役の3人娘にしてしまえ!となったのではないでしょうか(まったくの想像です)。

     

     

    その3人娘の一人、キムを鶴ひろみさんが演じています。
    (ヴァネッサ=佐々木るん、シャミー=室井深雪(深雪さなえ))
    番組は正確には覚えていませんが、深夜0時より少し前にOA開始の前期と、改変を乗り越えたものの深夜0時を回ってからOA開始となった後期に分けられると思います。

     

     

    前期は声優3人がまだラジオパーソナリティに慣れていなかったためか、番組内のほとんどに台本があったように思います。
    基本的にはマクロス艦内のラジオ放送という“てい”なので、SF的なコメントを話すのですが、それもフリートーク風の台本だったような印象です。
    たまにゲスト声優が来たときは本当のフリートークがあったように思います。

     

     

    後期になるとフリートークにも慣れてきたようで、台本の無い部分も増えていたように感じました。
    誰かの発言で残る2人が大爆笑する場面がよくあり、それはたぶん本当のフリートークだったのでしょう。
    初期は役名で通していましたが次第にフリートークの際はそれぞれのあだ名で呼び合うようになります。
    鶴ひろみさん→つるち
    佐々木るんさん→るんちゃん
    室井深雪さん→みーこ

     

    また後期は時間帯が遅かったこともあり、下ネタもバンバンとりいれられました。
    スタッフのハガキのチョイスもあるのでしょうが、出演者3人のアドリブもあり楽しんでいたことがうかがえます。

     

    番組内では、キム、ヴァネッサがシャミーをいじめるというような構図ができており、なにかにつけシャミーがからかわれるという展開が多かったのですが、台本の部分もありつつ声優としての鶴さん、佐々木さん、室井さんの関係も色濃くでていたように思いながら聞いていました。もちろん本当のいじめではなく友人関係の中でのことですが。

     

     

     

    このラジオではなくあるとき声優の堀川りょうさんが鶴さんのことを「プライドの塊だった」とコメントしたそうですが、「ラジオマクロス」のフリートークの部分を聞いているとその気の強さはたしかに感じ取れました。また公共の電波ということもあり必要なセーブも行っている知的で冷静な部分も垣間見え、そのようなところも鶴さんの魅力であるように思います。

     

     

    改めて鶴さんの経歴を振り返ります。

     

     


    鶴ひろみさんは1960年3月29日生まれです(2017年11月16日没)。

     

     

    1960年(昭和35年)といえば・・・
    「ダッコちゃん(タカラ)」発売され大ヒットし社会現象となる。
    ロッテが「クールミントガム」発売。
    日本でカラーテレビの本放送開始。

     

    という時代でした。

     

    鶴さんは児童劇団に入り小学校3年生の時に「コメットさん」に出演するなど子役として活動されていました。

     

     

    アニメ声優としては高校生の頃に「ペリーヌ物語」に主演したのが初だということです。

     

     

    私は、上記のラジオマクロスや今回紹介する「みゆき(鹿島みゆき役)」やOVA(オリジナルビデオアニメーション)「幻夢戦記レダ(朝霧陽子役)」などで活躍してから再放送で「ペリーヌ物語」を見たので、ペリーヌの抑揚のない演技は少し驚きでした。
    しかし見続けると愛着がわいてくるもので鶴さんの未熟さゆえの抑揚のなさではなく「それがペリーヌの個性」として見れるようになりました。

     

     

    実際、ストーリー上いろいろ我慢しながら生きていかねばならないペリーヌは天真爛漫ではいられませんので、のっぺりした口調でもしかたないのでしょう。
    ペリーヌのクライマックス(最終回ではありません)は世界名作劇場のなかでも屈指の名作です。
    これはいつか感想を記したいと思っています。
    ペリーヌでは声の出し方が初回から最終回までに変わっています。成長期だったのか上達したのかは不明ですがペリーヌ後期の声は全盛期の鶴さんの声に近づいています。
    もっとも鶴さんにとってペリーヌの演技は最後までしっくりこなかったようで、後年そのようなコメントを発しています。

     

     

    1978年の「ペリーヌ物語」を終えてしばらくした1981年になってからは精力的に声優業に邁進しているようです。
    1982年には上記ラジオの元となった「超時空要塞マクロス」にキム役で出演、1982年キン肉マンではナツコ役、1983年にみゆきで鹿島みゆき役を演じています。
    なんと1986年には一番のあたり役ドラゴンボールのブルマをすでに演じています。

     

     

    その他
    1986年
    めぞん一刻(九条明日菜)
    1987年
    きまぐれオレンジロード(鮎川まどか)
    1988年
    それゆけ!アンパンマン(ドキンちゃん)
    1989年
    らんま1/2 熱闘編(久遠寺右京)
    1993年
    GS美神(美神令子)

     

     


    こう見ると毎年のように大きな役を任されていることがわかります。

     

    確かな演技力と努力が制作側やファンの信頼を得たのだと思います。

     


    また、1985年のOVA「幻夢戦記レダ(朝霧陽子役)」は後のビキニアーマー美少女と異世界物の元祖的なアニメです。
    とくにストーリーらしきストーリーや合理的な物理展開はなく、とにかく美少女が元気に跳ね回るというものです。
    鶴さんの気の強そうな演技が愛らしいキャラクター(デザイン:いのまたむつみ)をさらに愛らしく演じあげていました。

     

     


    今回は鶴さんの演じた中で「みゆき」を紹介します。

     

     

    【みゆきデータ】
    原作はあだち充氏で「少年ビッグコミック」で1980年から1984年にかけて連載。
    アニメは1983年3月31日から1984年4月20日まで全37話が放送されました。
    思いのほか短いですね。

     

     


    主要キャストは
    若松真人>>>>>鳥海勝美
    若松みゆき>>>>>荻野目洋子
    鹿島みゆき>>>>>鶴ひろみ
    間崎竜一>>>>>大林隆介
    村木好夫>>>>>塩沢兼人
    鹿島安次郎>>>>>富山敬

     

     

    あらすじは高校生の若松真人が血のつながらない妹(若松みゆき)と学校のマドンナ的美女鹿島みゆきにはさままれて揺れ動くという物語。

     

     

    真人は高校生の夏休みに若松みゆきと幼いころぶりに再会します。再会した妹ははじめ気づかなかったくらいかわいくなっていました。再会後は真人とみゆきは同居します(父は海外で単身赴任、母は二人が幼いころに死去)。
    同時期に鹿島みゆきとも両想いだということがわかり同級生に不思議がられながらも付き合い始めます(真人は平凡な男設定)。
    始めは真人はみゆき(妹)を妹だと思っていたがあるとき血のつながっていないことに気づく。
    以降、鹿島みゆきと付き合いながらも次第にみゆき(妹)のことが気になってくる。
    というストーリー。

     

     

    原作でははっきりと一方を選ぶまで話はつづきますが、アニメではどっちつかずのまま終わります。

     

    おおむね原作の中盤くらいまでの話をアニメでやっています。

     

    アニメみゆきで思い出すのはエンディングテーマの「思い出がいっぱい」でしょう。
    当時のランキング番組でもよく取り上げられました。
    すぐに全国の学校で卒業式で歌う歌にとりあげられいまだに定番の歌となっています。
    音楽の教科書にも載ったようです。

     

     

    つづいて思い出すのはダブルヒロインの一角、若松みゆきの声優が荻野目洋子であること。
    まだ歌でブレイクする前の14歳だったそうです。
    とても素人っぽい演技で当時小学生だった私でもこれはそういう演技なのではなくヘタだというのはわかりました。
    鶴ひろみさんの「ペリーヌ物語」の演技も素人っぽかったのですが輪をかけて素人っぽかったです。

     

     

    もちろん聞いていくうちになじんできます。
    愛着もわきます。味のある演技ということにしておきます。

     

     

    そして鶴ひろみさんの鹿島みゆきですが、その前に若松真人役の鳥海勝美氏ですが、これまた素人っぽい演技です。
    子役として活動していたようですが同時期の銀河漂流バイファムのスコットでも同様の素人っぽい演技だったのですが決してヘタではないので素人っぽい感じがするだけでそれが鳥海氏の持ち味なのでしょう。
    現在でも活動している息の長い声優です。

     

     

    そのような鳥海勝美氏や荻野目洋子さんに囲まれているせいか、むしろ鶴ひろみさんの演技が浮いています。
    上手すぎるのです。
    そんなことがあるんですね。

     

     

    鶴さんの演じるキャラクターは気の強いキャラが多いような印象ですが、この鹿島みゆきはすごくおとなしくて清楚です。
    実際は芯の強いところもあるのですが。
    (原作では大学受験に失敗した真人のために合格していたのに一緒に浪人します)
    すごく抑えて演技しているのがわかります。抑えても上手いです。

     

     

    上手いといえば真人とみゆき(妹)以外は皆うまいです。

     

     

    真人の友人の村木は塩沢兼人さん(故)です。
    塩沢さんは名前のある役では2枚目を演じることが多かったのですがみゆきでは珍しく3枚目です。
    2枚目役はストレスがたまるのでしょうか、村木役はとても楽しそうに演じているように感じました。
    後に演じたハイスクール奇面組の物星大役も相当3枚目の役でしたが、村木役を経ての物星大だったからうまく変態を演じられたのかもしれません。

     

     

    鹿島みゆきの父役は富山敬さん(故)でした。
    宇宙戦艦ヤマトの古代進やタイガーマスクの伊達直人など2枚目を演じてきましたが、この役は3枚目というわけではありませんがとぼけた感じのおじさんって感じの役です。
    この時期あたりから富山さんは2枚目じゃない役が多くなりました。
    これ以前もタイムボカンシリーズでギャグキャラをやっていたりしたのでもともと幅広い役を演じられる声優さんです。
    この役もちょっとしか出ない役なのにそれ以上の存在感をだしていました。

     

     

    間崎竜一役の大林隆介さんや中田虎男役の玄田哲章さんもしっかり役を演じきっていました。

     

     

     


    さてそんな声優が演じていたアニメみゆきですが、

     

     

     

     

    基本的には原作と同様、真人と小悪魔的魅力のみゆき(妹)を中心に話は進みます。
    小悪魔的といってもわざとらしく誰かを誘惑するわけではありません。

     

     

     

    基本的には兄想いの妹です。

     

     

     

    真人と出かける約束をしていても真人が鹿島みゆきに誘われると兄のために身を引いたりします。
    そのようなみゆき(妹)の思いに気づき真人が鹿島みゆきの誘いを断るとすごく喜んだりするのが小悪魔的にかわいいのです。

     

     

     

     

    原作者のあだち充がそう書いているからしかたがないのですが、鹿島みゆきは真面目過ぎてキャラクターとしての"遊び"の部分が少ないので損していますね。

     

     

     

    みゆき(妹)同様に真人のために何かを我慢しても、そして思いもかけず真人に喜びを与えてもらっても感情の起伏が少ないので小悪魔的な魅力に乏しい感じです。

     

     

    それでも鹿島みゆきを支持するファンも決して少なくなかったのは鶴ひろみさんの功績でしょう。
    気の強い役だけでなく抑えた演技もできるところを証明した鶴さんはこのあと本当に様々な役をオファーされます。

     

     

     

    お亡くなりになった際の報道では、代表作として、ブルマ、ドキンちゃん、鮎川まどかなど気の強い役が紹介されていましたが、たしかにそれらは代表作ですが、幅広い演技ができるという観点から言えば鹿島みゆきのようなキャラクターをひとつ加えてもよかったのではないかと思います。

     

     

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    | 鶴ひろみ | 03:56 | comments(0) | - | ↑PAGE TOP
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